睡眠はぜいたくなこと
動物の生活様式や寝場所の安全性が、動物が長くそして深く眠るための重要な因子ですが、もう1つ重要な因子があります。
眠りはその個体あるいは種族の生存に必要な仕事以外のことに使える時間があるかどうかによって決まります。
食べ物を集めることは大変時間がかかる仕事です。
わたしたちは羽毛 フトンで眠ることができますしの食事は栄養に富んでいます。
質の貧弱な食事をしている大型の草食動物の食べ物の問題は理解しにくいでしょう。
たとえば、アフリカゾウは体重が6トンもあり、その大きなからだを維持するのに毎日140から180キログラムの飼料が必要であるといいます。
この膨大な量の食べ物をとるために野生のゾウの生活は殆どの時間を食べることに使うのも驚くにあたらないですよね。
動物園では良質の食料が得られるからゾウはかなり自由時間ができますし、5時間ぐらい眠ると報告されています。
野生では状況が異なるのです。
眠りはぜいたくであって、眠る余裕がないことがしばしばです。
野生でゾウが眠っているのを見たという報告がありません。
哺乳動物の眠りの習性について調べてみると、眠りに使われる時間は主として眠りに利用できる時間に依存していることがわかります。
生存に必要なすべての仕事が完了したときにのみ眠るようになっているのです。